Wonderful DaysⅠ



「え?」


何故、そんなアクション映画みたいな事をするんですか?

…とは聞けない雰囲気に、自分なりに考えて一つの結論に達した。


───もしかして……魁さん、誰かに追われてるの?


絶対そうだ!

そうでなければ「走れるか?」なんて聞く筈ないし。

さっき、何処かを見て魁さんの機嫌が一気に悪くなった。


きっと、また何処かの暴走族に後をつけられてるんだ……

魁さんの雰囲気から察するに、あまり良くない感じがする。


───もしかしなくても、私って足手まといなんじゃ……


「あの、魁さん? 誰かに追われてて足手まといなら、私を置いて行って構いませんからっ!」


「は?」


横を並んで歩く魁さんを見上げれば、何言ってんだ? みたいな顔をする。


───あれ? 違うの?