Wonderful DaysⅠ



「ハハハ……怖い物知らずだねぇ、魁君は。俺には真似出来ないな」


その場面を想像したら、苦笑いしかできないよ。


「最初は、ただの冗談かと思ったけど。
数日後には、マーク兄さんにファーストコンタクトを取ってきたのには、流石に驚いたよ」


「それはこっちも一緒。
親父も知らない間に、ウィンザー家の当主と連絡取ってるわ、魁君のエンゲージリングは既に渡しちゃってるしで大慌て」


魁君の行動の早さには驚くばかりだった。


「くくっ……だろうな」


アル君は笑いを堪えながら同意すると、紅茶を一口飲み込んだ。

笑っている顔は穏やかで、どうやらアル君の不機嫌は治ったらしい。

それにしても……


「アル君、質問してもいいかなぁ?」


「何だ?」


俺も紅茶に砂糖を入れて一口喉に流し込んでから口を開いた。