Wonderful DaysⅠ



何だ。ちゃんとラウンジに居るじゃん!

取り敢えず見つかって良かった。

……って、ホッとしている場合じゃなかった!


「超美少女だったんだねぇ、魁君のお姫様って」


魁君に耳打ちすれば、直ぐに俺を見る。


「ちょっと早いけど、魁君に誕生日プレゼントだよ」


「は?」


「ずっと、会いたかったんだろ? 本当の姿のマリアちゃんに」


俺の言葉を聞いた魁君は、照れているのか耳が赤い。


───可愛いなぁ……


普段は見せてくれない一面を見れて、今回のサプライズは大成功だと思った。


「ほら、お姫様が上で待ってるよ。もたもたしてると邪魔者が入っちゃうから、早く行け」


背中を少し押してやると


「サンキュ、兄貴」


信じられない言葉を残して階段を上がって行った。