Wonderful DaysⅠ



ちらりと魁君の様子を伺えば、再び俺に鋭い視線を向けてくる。


「な、何かな?」


「大体、何で地下駐車場でマリアと逸れるんだよ」


そんな事、言ったって……


「エンジンも切らないうちに、マリアちゃんが先に走って行っちゃったんだから仕方がないだろ?
車を降りる時にはフラフラしてたから心配だったけど」


「フラフラ?」


「うん、フラフラ」


鋭い視線もそのままに、更に突っ込んでくる魁君が何だか怖いぞ?


「慧。もしかして、あの車でスピード出してたのか?」


あの車って、俺の愛車の事だよねぇ?

それに黙って頷けば


「車に酔ったのか……」


ぽつりと呟いた魁君。

俺の華麗なハンドル捌きに酔っちゃった?