Wonderful DaysⅠ



「綾ちゃん」


「さっさと食堂行くわよ」


たじろぐ私の手を取ると、足早に教室を出る。


長い廊下を抜けて、ガヤガヤと賑やかな食堂に入ると、適当な席を見つけて座った私達。


「取り敢えず、何にする?」


綾ちゃんに差し出されたメニューを受け取って、手早く決めて注文をした。


「…………」


「…………」


「…………」


「マリア」


「……はい」


テーブルを挟んで座っている綾ちゃんは、まるで犯人を問い詰める刑事のように鋭い眼光を向ける。


───こ、怖い……


運ばれてきたご飯が、喉を通りません。