「綾ちゃん」 「さっさと食堂行くわよ」 たじろぐ私の手を取ると、足早に教室を出る。 長い廊下を抜けて、ガヤガヤと賑やかな食堂に入ると、適当な席を見つけて座った私達。 「取り敢えず、何にする?」 綾ちゃんに差し出されたメニューを受け取って、手早く決めて注文をした。 「…………」 「…………」 「…………」 「マリア」 「……はい」 テーブルを挟んで座っている綾ちゃんは、まるで犯人を問い詰める刑事のように鋭い眼光を向ける。 ───こ、怖い…… 運ばれてきたご飯が、喉を通りません。