Wonderful DaysⅠ



「はぁー…」


私には無理だ。

そう思ったら、溜め息しか出てこない……


「おい、周防。何、溜め息なんて吐いてるんだ~?」


突然、呼ばれて思わずビクリと肩が震える。

そんな私に視線を向けている先生は


「今から、転校生を紹介するから、シャキッとしろよ~?」


笑みを零して教室の入り口まで歩いて行く。

転向してきた当初から思っていたけど……

全くヤル気の無い篠原先生は、一見いい加減な印象を受けるけど、女子高の中で唯一の男性という事もあって生徒にめちゃくちゃモテる。

確かに顔だけはいいと思う……顔だけは。


「おい、転校生。入って来い~」


篠原先生が扉を開けて声をかけると、──スッと入って来た女の子は


───かっ、可愛いっ!!


綾ちゃんとはまた違った美少女だった。

私の周りって、何でこんなに美形ばかりなの?

自分の平凡さが目立つじゃないかっ!!