Wonderful DaysⅠ



部屋に備え付けの洗面台で急いで顔を洗って、鞄から取り出したブラシで髪を梳かす。

魁さん達と一緒の時は、髪を結ばないから時間の無い今はとても助かる。

カラコン……しようと思ったけど、魁さん達にはバレちゃったから、今日はいいか……

目もちょっと痛むし、少し考えてそのままで行く事にした。

カラコンなんてやってたら3分で出れないし。

紙袋はやっぱり、昨日の服と同じブランドで。


───私、魁さんに洋服代払っただけで破産するかも……


紙袋のロゴを見て固まっていれば


「おい、クソ女! まだなのかよ!? あと、1分!!」


お腹を空かせた猛獣……

いや、蓮さんがドンドンと扉を叩いて、壊れそうな勢いで催促をしてくるから、急いで紙袋から取り出した洋服に着替えて扉に向かった。


「お待たせしましたっ!」


バンッと勢いよく飛び出て行けば、ボコッと言う音と扉に何かがぶつかる感触がドアノブを握っている手に伝わってきた。


「うおっ!!?」


この声は……