Wonderful DaysⅠ



申し訳なさそうに話す葵さんだけど、何で私に謝るのかわからない。

家に入れない私に付き合ってくれて、此処まで連れて来てくれた。

きっと、此処は神威以外の人は立ち入る事は出来ないはずで、迷惑を掛けているのは間違い無く私。


「いいえ、私のせいで魁さんや葵さんも家に帰れないんですよね? 
私の方こそ、ご迷惑お掛けして本当にすみません」


頭を下げて謝ると前から聞こえてくる「え?」と言う声。

視線を上げれば、きょとんとした葵さんが見えて首を傾げている。


───あれ……私、また何か変な事言ったのかな?


「謝るのは俺達の方なんだよ。本来なら、ファミレスを出て近くのホテルにマリアちゃんを送り届ける筈だったんだ。
だけど、途中で他のチームのヤツに後をつけられて一時的に此処に来たんだけど……
『BLACK SNAKE』ってチームが動き回ってるからホテルに戻るのは危険だと判断したんだ」


だから皆、ピリピリしてたのか。