勢いよくドアを開けた私。
呆然としていたのは私だけではなくて……
麻雀を楽しんでいたであろう神威の人達も、口をポカンと開けたまま私を見ていた。
「なっ、何だてめぇ!どうやって、此処に入って来やがった!?」
一番手前の男の人が、ハッとして凄んでくるけれど、それどころじゃなくて……
「トイレ貸して下さいぃぃっっ!!!」
必死でお願いしたのに
「あ゛ぁ゛!? 女が入るトイレなんて此処にはねぇよ!」
即答された。
こうなったら……
「た、田中さん…助けて……」
後ろに居る筈の田中さんに助けを求めたのに
「田中!? てめぇ、此処に女連れ込むなんていい度胸してんじゃねぇか」
「ち、違うっす!この女を連れ込んだのは俺じゃないっすよ!!」
「なら、とっとと摘み出せっ!!!」
「は、はいっ!すんません!」
「あの、おトイレ……」


