Wonderful DaysⅠ



気が付けば魁さん達の料理も運ばれて来て、目の前の赤髪男は早くも食べ始めていた。


───ちょっと!


『塩サバ定食』を頼んだ私の事を、女じゃねぇと言った赤髪男。
私が女じゃないなら、あんたは『おじいちゃん』だよ!

今、彼が食べているのは『薬膳スープ 冬野菜仕立て』

どう見ても、若者が好んで食べるメニューではないと思うのだけど……

ジッと見過ぎていたのか、私の視線に気が付いた赤髪男がギロリと睨んでくる。


「何だよ?」


「いえ、別に……」


脳内では文句タラタラだけど、実際に口にすれば要らぬケンカに発展するのは目に見えているから


「いただきます!」


誤魔化して自分のご飯に箸をつける。