Wonderful DaysⅠ



ウェイトレスさんが何か話そうとしていたみたいだけど


「あ゛?」


赤髪男の鋭い視線に耐え切れなかったのか、お辞儀をすると逃げるように厨房に消えて行った。

どうやら赤髪男は、どんな女の子にも同じ態度みたいで……女の子の扱い方がなってないんじゃない?


目つきは鋭いけど、黙っていればイケメンな赤髪男。
残念な性格が玉に瑕だなぁ。とか考えていれば、あっと言う間に運ばれて来た料理。


───き、気まずい……


皆の料理よりも先に運ばれてきちゃったよ!
先に食べる訳にもいかないし、手を拭いて待っていれば


「ありえねぇ……」


目の前から聞こえた声に顔を上げれば、赤髪男が心底嫌そうな表情を浮かべて、私の頼んだ料理を見てた。


「はい?」


何が有り得ないのかと首を傾げれば


「女が『塩サバ定食』を男の前で食うとかありえねぇ……」