Wonderful DaysⅠ



社交辞令っていうのはわかっているけど、やっぱり褒められれば女の子は嬉しいわけで……


「あ、ありがとうございます!」


見目麗しい葵さんから褒められた事に、自然と頬は紅潮してニヤけた顔が元に戻らない。


「気持ち悪ぃ顔してんじゃねぇよ」


最高な気分だったのに。
赤髪男の一言で高揚していた気分が一気に下降する。
それって、女の子に言っちゃいけない言葉なんじゃないの? って言いたかったけど。
そもそも、この男には女扱いすらされてない事に口を噤む。


「蓮。女の子に失礼だろ」


葵さんがフォローしてくれたけど


「けっ!何が、女の子だよ。俺を倒しておいて、女扱いなんて出来るかっ!」


やっぱり、肘鉄食らわせちゃった事をまだ根に持っていたらしい。


「蓮。お前、マリアにやられたのか」


あの現場に居なかった魁さんが、赤髪男に目を見張る。