Wonderful DaysⅠ



「あ…えっと……顔に何かついているのかと」


真面目に言ったのに


「ぶっ!」


今度は、前の席から吹き出す音が聞こえた。

ちらりと見れば……

案の定、声を押し殺して笑っているのは葵さんで。


───葵さんって、もしかして笑い上戸とか?


「くっくっくっ……マリアちゃんって面白い子だね」


「ただのバカだろ」


笑いを抑えて話す葵さんと、ポテトを口に入れながらバカにする赤髪男。

赤髪男に反論出来ない自分が恨めしい。

やっと笑いが収まったのか……
葵さんが再び私を見て、にこりと微笑むと


「その服、よく似合ってるよ」


お褒めの言葉を頂いた。