Wonderful DaysⅠ



「本当に、すみませんっ!!」


全力で謝ったのに、魁さんを見れば何故か顔を顰めていて……

その理由がわからず、首を傾げる。


「ファミレスで、でけぇ声出すんじゃねぇよ。恥ずいだろがっ!」


私の声に、負けず劣らずデカイ声で理由を教えてくれたのは唐揚げを箸でぶっ刺した赤髪男だった。


周りを見れば、私と赤髪男の大声でこっちを向いていた他のお客さんの視線が痛い。

注目の的になっていた事に、急激に顔が熱くなってくる。
立ったままだったから、余計に注目を集めていたのか。


「とっとと、座れ」


箸で串刺しにした唐揚げを一口で食べている赤髪男に言われて座ろうとしたんだけど……


───座れって……私、何処に座ればいいの?


だって、葵さんの隣には赤髪男が既に座っていて座れないし、残っている席っていったら……