「葵さん……」
何で此処に、葵さんと赤髪男が居るんだろう?なんて事を考えていれば
「よかった。服のサイズ、ピッタリだったね」
葵さんの口から出てきた言葉に
───ん? 服のサイズ??
この服を持って来てくれたのって……
「あのっ、この服って葵さんが…?」
「俺の趣味で、ごめんね?」
頬杖をついて微笑む葵さん。
やっぱり、この服は葵さんが持って来てくれたんだ。
って事は……
「すみませんっ!この洋服のお金は、明日必ずお返ししますからっ!!」
大金を出させてしまった葵さんに謝れば
「俺は服を選んで持って来ただけだよ。お財布はあっち」
葵さんの親指で示す先を辿れば、魁さんで。
その魁さんは、と言えば……
新たに入れられた紅茶を優雅にお飲みになっていた。


