Wonderful DaysⅠ



あれ?

女の子達の顔を見れば、皆、顔面蒼白になっていてカタカタと体が震えている。
もう一度、魁さんを視界に映せば凍てつくような視線で女の子達を見ていて……


「──失せろ」


魁さんの低い声に震え上がった女の子達は


「「「「すみませんでしたっ!!」」」」


きれいに揃った声で謝ったかと思うと、驚くような速さでいなくなった……


「はぁ……」


こういう時の女の子の行動って各国共通なのだろうか。
憧れの存在である人の近くにいれば、必ず向けられる嫉妬の目。
久しぶりに向けられたそれに、小さく溜め息を吐いて脱力する。

足元の絨毯をボーっと見ていた私。

指先に何かが触れた感触に視線を移せば、私の手を持ち上げて眉間に皺を寄せている魁さん。

改めて自分の手首に視線を落とす。
濃い紫色に変色したそこは、何だか酷く痛々しく見えた。