Wonderful DaysⅠ




「あ、葵さんですっ!」


さっき、車窓から見えたのは確かに葵さんだった。


「は?葵?」


赤髪男にこくこくと頷けば


「てめぇが葵の知り合いには見えねぇけどな」


嘘つくんじゃねぇって目で睨まれる。


「本当で・・・」


す。と言おうとしたら、視線を感じて辺りを見回せば


「うわっ!」


思わず声を上げてしまったほど大人数の人達に囲まれていた。


「蓮さん、コイツ何なんスか?」


蓮さんと呼ばれた赤髪は


「総長のお客だそうだ」


葵さんを総長と呼んだ。


「は?総長?」


驚いて声を出したのは私だった。


「あ?お前、葵に会いに来たんだろ?」