「ふぅ、やっと出れた」
開放感を感じながらバイクが止まっている方に足早に向かう。
不思議とさっきのギャル達の集団はそれ以上動かないから、あっという間にバイクの傍まで来れた。
さて、どっちに居るんだろ?
暴走族の中心に向かって歩き始めたんだけど
「おい、お前」
誰かに呼び止められた。
「はい?」
それに答えれば
「お前、何処のチームだ?」
理解出来ない質問をされた。
「チーム?」
何ですか、それ?
「お前、見ない顔だな」
ぎろりと睨んでくる、この男。
赤い髪をオールバックにして瞳は金色だった。
暴走族ってイケメンさんが多いんだ・・・
なんて暢気な事を考えていたら
「てめぇ、ギャラリーか?」
ギャラリー?
「あの・・私、知り合いに会いに来たんですけど・・」
私の言葉を聞いた赤髪は眉間に皺を寄せる。
「は?知り合い?誰だよ?」
いきなり雰囲気がガラリと変わった赤髪。


