Wonderful DaysⅠ



───こっ、怖っ!


別に睨まれるのが怖いんじゃなくて。


その迫力のある顔で近付かないでくださいぃっ!


これは、一刻も早く此処を離れた方がよさそうだ。


「ちょっと、聞いてんのっ?」


「ご、ごめんなさいっ!」


まだ、文句を言ってきそうなギャルに急いで謝って駆け出した。


「えっ?ちょっ・・・!」


走り出した私に手を伸ばしてきたギャルだったけど、私を捉える事無く、その手はむなしく空を切った。

そのまま、ぐんぐんと前に進んで行けば急に窮屈感が無くなる。


「あれ?」


勢いよく進んでいた私は人混みの最前列へ飛び出していた───