Wonderful DaysⅠ



時計を見れば、もう11時50分。


「・・・・・」


こんな時間になってるなんて・・・


「大変!学校っ!!!」


せっかく、遅刻しないで行けていたのに。

無断で遅刻なんて・・・また一週間のトイレ掃除が追加になっちゃうじゃないかっ!!

私が青褪めているのに兄さんは落ち着き払っていて。


「学校には、とっくに連絡してあるから大丈夫だよ」


問題無い。と全く動じない兄さんは


「ほら、ランチ食べに行こう?」


学校よりもお腹の心配をしていた。


「でも、遅刻なら急いで行かなきゃ」


私の言葉に首を傾げる。


「遅刻? 何言ってるの。最初から、休みますって連絡してあるよ」


───はい?


「何で休み?」


元々、伊達メガネを選びに行っていたんだから、時間なんてそんなに掛からないはず。


「んー・・・たまには、マリアに気分転換してほしくてね」


今日は俺とデートしよう。と楽しそうに笑う。