Wonderful DaysⅠ




「ん?」


「それが何?」とでも言いそうな笑顔に考えるのを止めた。


───うん。考えるのはよそう。


気が付けば目の前にはメガネの専門店。

中に入ると次から次へとデザインの違うメガネを並べてくれて、いくつか候補を選んで試着する。

その中から、黒縁のメガネを選んでみたが隣のアル兄さんは眉間に皺を寄せた。


「それは似合わないよ」


兄さんの好みじゃなくて、地味に見える物を探してるんだけど。

何種類か試してみたけど、その全てに首を横に振る兄さん。

その後も試着しまくり、やっと決まったのはお昼近くになっていたのだった───


───つ、疲れた・・・


メガネ一つ選ぶのに、何でこんなに時間掛けなきゃならないの。