「デートに誘ったんだけど、 嫌なら帰る?」 嫌味な顔を浮かべる彼に 私はなぜか恥ずかしくなり、 スタスタと歩き始めた。 『帰らないし!』 こんな子供のようなことを言って彼の前をスタスタと進む。 「ぁ、待てよ! からかってごめんって!」 そう笑いながら、彼は私の頭を三回ポンッとした。 子供扱いされてるようで虚しくて、 でも、なぜかその反面暖かくて大きな彼の手にドキドキと胸の鼓動を感じた。 まだ、知り合って間もないのに どうやら、 私は 恋をしてしまったみたい…