「芽衣が俺と付き合ってくれるなら、芽衣が天然パーマなこと誰にも言わない。

絶対に、それだけはちゃんと約束してやる。」



そう言って新篠くんは、ニコッととびきりの笑顔で笑った



「…でもっ、あたし新篠くんのこと全然好きじゃないし…それに、なん」


なんであたしなの?って言葉を言い終わらないうちに



「お前に拒否権はないっ!

芽衣は今日から俺の彼女、それだけ。

はい、俺の携帯番号とメアド。

30分以内にお前の番号とメアド送って来なかったらバラすからな。」


と、推しの脅迫文句をとびきりの笑顔で言ってきた


そして、あたしの手に強引に携帯番号とメアドが書いてあるメモを握らさせた



去り際に一言…。





「…帰りは、毎日一緒に帰るんだからな。」



そう言って教室に戻って行ってしまった