最低男に惚れちゃった!?

「颯汰!」
「お、凛花!どうだった?」
「じゃん!がんばったでしょ?」
私は颯汰に結果の紙を見せた。

「え!?嘘だろ?数学80点だったのか!?」
「嘘だろ………って失礼すぎでしょ!ま、私が本気出したらこんなもんよ!」

ーーベシッ

「いてっ!なにすんのよ、バカ!」
私は颯汰に頭を思いっきり叩かれた。
「俺が教えてやったんだろ?」
「あ、えっとー……おっしゃる通りです……」
「まぁ、いいや。凛花よくがんばったな!放課後期待しとけよ?」
「え?なにかあんの?」
「まぁまぁ、お楽しみに」
私は放課後なにがあるのか聞けずに席に戻った。