金髪の2人


*涼*

おれがホッとしてる?

んなわけ…あるかも

なんで俺、ホッとしてるんだ?

なんなんだよ!!!!!

あ、そういえば

「お前のその言葉使いさ
健っていうやつがやれって言ったんだろ?」

「そう。魔除けのためだ~とかって言ってたけど…意味はまだわかんない」

…鈍感すぎる。

馬鹿だろこいつ。

ーーーーー〜

「買ってきたぞ〜」

「おぉ〜!さんきゅ♡」

「んで?
イライラの原因教えろよ」

塔矢の隣に座る。

金髪女はというと、

保健室のベランダに出て
プリンを食べてる。

「それわね〜。
嫉妬だよ。」

「…は?」

だれがだれに嫉妬しちゃぅだよ

「だーかーらー!!!!!
お前はアリサちゃんが
他の男の話した時イライラしただろ?それは立派な嫉妬だ!」

「嫉妬か…」

ん?まてよ?

「なんで俺が嫉妬してんの?」

「まだ気づいてないのか!
自分の気持ち!!!!!」

自分の…気持ち?

「なんだよそれ。」

「お前は、
アリサちゃんのことが」

「ごちそうさまー!」

アリサが塔矢の言葉を遮った。

「おぅ!ゴミはそこにおいといて!」

「はーい!んぢゃあたしは帰ります♪ばいばーい」

「ばいばーい」

「クシャミ男〜ばいばーい」

「お、おぅ。また明日。」


「涼、顏赤いよ?」

塔矢がニヤニヤしながら行ってきた。

「あ、あかくねーから!
なにいってんだ。てめーは」

「ふーん♪
その顔が赤くないっていうんだ」

塔矢のニヤニヤは止まらない。

「そーいえばさっきなんて言おうとしたんだ?」

「んー…やっぱ自分で考えな!」

「はぁ?
そこまで言っといて!?」

「まぁ、そういうことだから!!!!!」

「ちょっまてよ!」

塔矢は保健室から出て行った。

どーすりゃいいんだよ

嫉妬.…
なんで俺が嫉妬なんか…。

きーんこーんかーんこーん。

昼休みか…

金髪女は帰ったし。

俺も帰るかっ!!!!!

教室に鞄を取りにいく途中。

「おぃ!やめろよ!
私に触るなっ!」

「いーじゃーん♪
気持ちいいことしよー⁇」

「は?気持ち悪りぃんだよ!!!!!
離せ!離せ!離せ!」

「少し黙ろう?♡」

「きゃっ!!!!!」

「水色のパンツー♪
かわいいー♡」

「胸でかいねー♪」

「や、やめろ!!!!!
触るなっ!触るなっ!」

「うるさいなー♡
唇ふさいぢゃうぞー」

「い、いや。やめて…
涼ー!!!!!」

涼。金髪女が呼んでる。
どこだ?どこにいるんだ?
声はだんだん近くなっていく、
だけどみつかんねぇ。
くそっ。

「やめて!!!!!
助けて。だれが助けて!!!!!
涼!!!!!涼!!!!!涼助けて」