金髪の2人

*ありさ*

まさか…。
あいつがくるなんて…

なんで現れるの?

あいつは私が幸せになると現れるの?

また私をどん底へと突き落とすの?

もう嫌だ…震えが止まらない。


でも一つだけ、イイことがあった。

涼が私の過去を受け入れてくれたこと。

ずっと言えなかった。
離れていかれるのが怖くて。
でも言ってよかった。

竜司くんと蓮くんと響さんにも
言わないとなんだよね…

気が進まないけど…

涼の言うことだもんね…。


「ーって言うことなんだ。」

私はさっき起きた出来事も一緒に話した

涼の家に住む事も。

「そんな…辛かったな?」

「これからは俺らも協力するね?」

「俺らがいるからな?」

みんなが声をかけてくれる。

「ありがとう…ありがとう」

もう私は1人じゃないんだ。

私には…みんながいる。