金髪の2人

それからの生活はそれなりに充実していた。

私は援助交際していた時にもらった
お金をすべて貯金していた。

500万はたまっていた。

こんな汚いお金をどうしようか迷ったけど。とっておくことにした。

いつか必要になるきがして…

ある日の朝。

ママが起きてこない。

「ママー?
朝だよーどうしたのー?」

「…」

「ママ?」

…冷たい。

あの時と同じ冷たさ。

うそ…そんなはず…

「い、いやー!!!!!」

叫びまくった。

「いや…誰か。
誰か助けて!!!!!助けて!!!!!」

「どうしたの!?」

近所の人たちが集まってきた。

「ママが…」

私はそれから気を失った。

起きたのは一週間後。

隣には健がいた。

…夢?

「ママ…は?」

「もう…いないよ…
お葬式も。火葬も全部おわった。」

「うそ…」

「好きなだけ泣け。
これからは俺がついてるから。」

私は健の胸をかりて泣きわめいた。
涙がかれない。

ママが眠るようにして亡くなった。
若くして寿命だったんだ。

私はこれからどうやって生きていく?

それからまた人形の様になっていった。
痩せ細り。腕には無数のリストカット。
夜は眠れなかった。

健の家にとめてもらっていた…
けど半年が経つと
もう1人でも生活できるくらいに
復活できた。

「今までありがとうございました。」

私はそれから人ぐらしをしていった。
援助交際で貯めたお金をつかって。