金髪の2人

「もういい。
ママをよんでこい。」

「嫌よ。」

「は?」

「もう。ママを傷つけさせない!」

「なにいってんだお前。
まだ殴られたいのか?」

血だらけの女にむかってよく言えたもんだ。

その時。

「警察だ。」

家に警察が入ってきた。

警察の後ろにはママがいた。

ママがよんでくれたんだ。

お義父さんは捕まった。

私は安心して気を失った。

目を覚ましたのは3日後。

血だらけの体は包帯でぐるぐる巻になっていた。

「ママ。あの人と離婚したわ」

「うん。」

「ごめんね?ありさ。」

泣きながら謝るママ。

「謝らないで?
なにも悪くないよ?」