金髪の2人

その日を堺に私は援助交際をはじめた。

毎日違う男と寝て。
お金もらって。

少しでも大人みたいにしないと
警察に補導されちゃうから
金髪にしてメイクするようになった。

それからは結構充実していた。

家も男が止めてくれるし
食べ物にもお金にも困らなかった。

「付き合おう?」

毎日のように告白。

「いいよ。」

冷たく言い放つ。

これでなん人目の彼氏だろう。

セフレも増えた。

来るもの拒まず
去る者追わず。

そんな生活をおくっていたある日。

「ありさ!!!!!」

聞き覚えのある声。

「…健」

「やっと見つけた、
ほら、帰るぞ!」

「いやよ‼
あんなところ‼」

「なにいってんだ!
お前のお母さんもお義父さんも
心配してたぞ‼」

嘘だよ…うそに決まってる。

無理矢理連れてこられた家。

久しぶりだ。

家に無理矢理入れられた。

リビングにいたのは