金髪の2人

ぇ…?
亡くなった?
そんなこと…
あるはずないよ…

だって仕事にいったんだもん。
帰ってくるもん。

死んじゃったなんて嘘だよ。



そう信じたかった。

でも…

目の前にいるのは
冷たくなったパパ。
手や顔を触る度に
自分の手も冷たくなっていく。
硬くなった頬。
雪とはまた違う冷たさの体。
もう。
話かけてくれないパパ。
笑ってくれないパパ。
手を握り返してくれないパパ。

「いやだ…パパ!!!!!
行かないでよ!!!!!
ねぇ!!!!!
パパ…パパ…パパ
いやだよ…パパ。」

泣きじゃくる私。

パパの棺にはたくさんの花。

ふたが閉められる。

明日には…焼かれちゃうんだ…。
もぅ本当にバイバイなんだ。

いやだよ。
本当にもぅパパはいないの?

人形じゃなくて…本当にパパなの?

ねぇ。パパ?





「ありさ…今日でパパの顔見るの最後よ…。」

今日は…焼かれちゃうんだ…

私は棺から離れようとしなかった。

焼かれる時は危ないからって

おじいちゃんと健に無理矢理抑えられた

「いやだ!離して!
パパと一緒にいるの!
焼かないで!やめてよ!
離して!」


私が止めても棺は燃やされた。

その場に座り込む私を抱えてくれる健。

棺の中には骨が残っていた。

「パ…パ…?」

見た目はパパじゃないけど
その骨は確かにパパのだって分かった。

「パパ…ありがと。
大好きだよ…パパ」