金髪の2人

それからも幸せな日々を過ごしていた。

「いってくるね、
ありさ、ママ。」

「いってらっしゃい‼」

「仕事頑張ってね、あなた」

いつものように仕事にいくパパ。

今日は土曜日。

そしてパパの誕生日。

ママと一緒にケーキを作るんだ!!!!!

「よし!完成‼」

「早くパパかえってこないかな?」

「もうそろそろ帰ってくる時間ね」

ぷるるるるるる~♪

「電話だわ、パパかしら?

はい、もしもし?

そんな…」

その場に座り込むママ。

「ねぇ。ママ?
どうしたの?」

ママはなにも言わなかった。
魂が抜けたみたいに固まっていた。

「ママってば!!!!!」

ママがびっくりしたように私をみる

「ママ?泣いてるの?
なんで?なにしたの?ママ?」

「ありさ…
パパが…パパが…



















亡くなったって…」