金髪の2人

*涼*

それから一週間がたったある日。

俺らはまた溜まり場にいた。

あの日からというもの

響が女遊びをピタッと止めた。

好きな人ができたとかなんとか

好きな人。
そんなのあいつの行動で直ぐわかる

「ねーねー、
ありさちゃんーどっか出かけない?」

「結構です。」

「涼なんかやめてさー俺にしよ?」

「なにをですか。」

「もー鈍感だなー天然ってもいうねー」

「馬鹿にしてるんですか。」

相変わらず響だけは冷たいありさ。

「おい、彼氏の前で人の女口説くな」

「短気だなー」

「短気じゃねー。これが普通なの。」

「はいはい。今日のところは
見逃しえやるよ
また今度おとすから♪
バイバーイ♪ありさちゃんー」

「「はぁ。」」

響がいなくなった後
俺とありさは深いため息をつく。

最近、あいつがありさにくっつきまくってたから俺はありさと2人でいる事が出来なかった。

「ありさ、
もっとこっち来いよ。」

コクンと頷き俺の隣にくるありさ。

愛しくてたまらない。