その返しに遊佐も少し笑っていた。
「あぁ。
………俺の事を嫌いになった時点で契約は解除だ。」
「ふふっ……私が嫌いになったら、ちゃんと解除してね?」
「もちろん。
だけど……俺はこの取引、負ける気がしねぇ。」
「すごい自信だね。
……私も解除させる気ないけどね。」
「…会いに行くから、会いに来い。」
「もちろん。
…大好きだよ。」
「俺は愛してる。」
両親が目の前にいるにも関わらず、唇を重ねた。
そして、私は夢に向かって旅立った。
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