ひたすら駅まで走った。
涙を拭うこともせず、ただただ走った。

タイミングよく電車がきたのでそのまま家まで帰った。




…この想いが報われなくても、このままの関係でいれたらいいなって

そう思ってたのに





終わりは突然やってきた。





もし神様がいるのなら

幸せだったあの頃に戻して…





ただいまの挨拶もせず
部屋にこもり、ベッドに潜り込んだ。



「結局好きって言えずに終わったな…
こうなるくらいなら伝えとけばよかった…っ。」





涙は止まることなく、流れ続けた。