取引恋愛




「あ、私あれ食べたい!!」



「んぁ?
チュロスか?」



「うん!
遊佐は何食べる?」



「昼前に自分のクラスのたこ焼き買って食ったけど、ちょっと腹減ってきたからな……。
焼きそばとか食おうかな。」



「たこ焼き!
食べたい!!!!」



「んじゃとりあえず焼きそばとたこ焼き買いに行くか。
食べた後チュロスでどうだ?」



「さんせーい!」



遊佐とお目当ての食べ物を買い、空いてるベンチに座った。

とりあえずたこ焼き全部に爪楊枝を一度刺すという作業から取りかかった。



「…それ、何してんだ?」



「あ…いや、熱いから取りあえず爪楊枝を刺して冷まそうと思って。」



「斬新なやり方だな。」



笑いをこらえようとしている遊佐だけど、全然抑えれてない。



「そんな笑わなくたっていいじゃん!!
だってたこ焼きの中って熱いんだもん!!」



「わりぃわりぃ。
ほら、焼きそばやるから機嫌なおせ。」



「…食べる。」



笑いをこらえようとしている遊佐…すごく可愛い。
と思いながら焼きそばを少しもらった。



「あ、美味しい。
…たこ焼き一ついる?」



「ソース加減丁度いいよな。
たこ焼き昼前に食べたしいいわ。」



「そういえば言ってたね。
それじゃぁ後でチュロス買った時あげる!」



「さんきゅー。」



それから話をしながら楽しく食べた。
もちろんチュロスも食べた。