-大変長らくお待たせいたしました。
只今より、演劇部による舞台発表を行います。-



さーっと閉じられていたカーテンが開いて、激が始まった。




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これはとある二人の幼なじみのお話。

生まれた時から少しずつ時間を掛けて、幼なじみとしての関係を確率させた。
小学、中学共に行き帰りは一緒。
他から見れば付き合っているのではないかと思われるくらい仲がいい。


高校も同じところへ行き、変わらず登下校を共にしている。
桜が満開のこの季節、彼女らは高校三年生となった。




「あー、桜綺麗だな。
花見行きたい!!
枯れる前に行きたい!!」



「うるさいぞー。
花見かー今年はまだ行ってないな。
今度行くか?」




「行きたい!!行く!!
美味しいお弁当持っていく!!」



「はー…実華(みか)は食い意地やばいな。」




この二人の名前…
女の子の名前は藤崎(ふじさき)実華、
男の子の名前は青松真(あおまつまこと)だ。



「なによそれ!!
真だって花よりお弁当でしょ!?」



「間違いない。」




ただただ楽しい時間を過ごしていた。
そんな日々がある事により壊されてしまった。