あれから無事自分の服も買え、満足している。
服選びでは遊佐にも意見をもらった。
って言っても遊佐に聞かれたように
私もどっちがいい?って聞いただけなんだけどね。
その質問にきちんと答えてくれて本当に嬉しかったので即買い決定だった。
「あー、腹減ってきたかも。」
「もう6時前だね。
たくさん歩いたし、そのせいもあるかもね。
今からご飯行く?」
「もうそんな時間か…。
服も買えたし、飯行こうぜ。
何食いたい?」
「んー…特に思い浮かばないなー。
ファミレスにでも行く?
色々揃ってるし、安いし!!」
「ファミレスいいな。
よし、行くぞ。」
意外と早く行き先が決まり、ショッピングモールを出た。
夏に比べれば暗く感じる時間帯であり、人も比較的多い。
何食べよっかなー、という話をしながら近くのファミレスに行った。
ファミレスにも結構人がいる。
ご飯の時間帯だし、ファミレスは気軽に来れるしで賑わっている。
席は空いていたのですぐに入ることができた。
「遊佐の好きなハンバーグあるよ!!
あ…まぁあって当然だよね。」
「…俺、ハンバーグ好きって言ったか?」
「え…いや、お弁当に入れた時の表情というか、雰囲気というか、が違ってたから好きなのかなーって。
違ってたらごめんね!
お弁当にも頻度多めに入れてたんだけど…もしかして嫌だった?」
「…好きだ。
弁当わざと多くしてくれてたんだな。
すげぇうまいし、嬉しい。」
「よかったー。
あ、私決めたけど遊佐は?」
「決めた。」
ピンポーン、と押すとすぐに店員さんが来てくれて注文した。
注文品がとどくまで
お腹すいたー、早く食べたいね、と
何気ない話をしていた。


