些細なことがきっかけだけど
知っていくにつれて、自分の感情の変化にも気づいていった。
ま、こんな事口が裂けても言えないけどね。
「じゃぁな。
また来るからいい子にしてろよ。」
その言葉の意味をわかっているかのように、にゃーっと鳴いている。
遊佐はゴミを持って去っていった。
それを確認してから猫に歩み寄った。
「にゃんこちゃん。
…撫でてもいいかな?」
それに答えるように擦り寄ってくる。
…可愛い。
「にゃんこちゃん、本当に可愛いね。
…遊佐に拾われて、本当に良かったね。」
体や頭、首元辺りを撫でながら猫に話しかけた。
すごい可愛くて見てて和む。
「それじゃぁね。
また来るからね。」
猫に別れをつげて公園から出た。
ってか私、なんかストーカーみたい…と思いながら家に帰った。