カタオモイからはじまる恋


「で、何を手伝ってくれるわけ?」

あたしより身長の高い雪は人を見下しながらそう言う。

立場逆転。

あたしの方が年上なのに…

「えっと…料理!!」

男に料理は任せれないと思って
翔子さんはきっとあたしに任せたんだろう。

「正気か?」

「当たり前。あたしに任せとき!」

とか言うけど、料理なんてできない。

「ケーキのレシピキッチンにあるから、それ見て作って。俺掃除してくる。」

キッチンに行ったら、レシピが開いてあった。

フルーツケーキ!!

レシピに載ってる写真見るだけで
よだれが垂れそうになる。