爽やか王子は何故か無口。 少し気まずいまま家に着いた。 家の外には家族勢ぞろい。 初めて見る人が1人いた。でも、すぐに誰かわかった。 お父さんだ。 悠稀とそっくりなんだもん。 「降りないの?」 ずっと無口だった爽翔が不思議そうにあたしを見る。 「降ります!! いてっ」 急いで降りた所為で頭を車にぶつけた。 「ぷっ」 毒舌兄弟が笑う。…お父さんも…。 恥ずかしいーーーーーーっ 「メイちゃん大丈夫?」 唯一心配してくれた人…翔子さん〜 感動して泣きそうです。