カタオモイからはじまる恋



「いつから?」

ただ知りたかっただけなのかもしれない

「1年生の始業式から。新入生の言葉のとき悠稀くんがスピーチしたの覚えてる?そのとき好きになった。」

「一目惚れ?」

「って…あーーーーー勉強会‼︎‼︎‼︎ こんな話してる場合じゃない。 メイちゃんごめんね‼︎ また明日話そうね♪」

時計をみた瞬間、焦って帰っていった。


悠稀は始業式にスピーチしたの?
なんで知らないんだろう。
だって、あたしは悠稀を初めて見たのは
今年だったし。

あたしのことだから
寝ていたのかもしれない。