「その任務…私となんの関係が？」

「メイちゃんすごく悩みそうだから、もし悩んでいたら相談のってあげてと菜奈さんからの任務を頂いたんです。」

あの怖かった謎のオンナ菜奈さんは
本当は優しい人だった。

そして目の前に座ってるマッシュボーイはただただ菜奈さんに従順な人だった。


「なぜそんなに菜奈さんに従うんですか？」

そう聞くと彼は一瞬驚いた顔をしてから優しく微笑む。

「好きだからです」

「好きだからなんでも言うこと従うんですか？なぜ…そこまで」

なぜ、なぜ従うのか。
なぜ、菜奈さんに協力して好きでもない女の子を落とそうとするのか。

そんなことを理解しないでいた。

「なぜでしょうね。好きな人を幸せにしたいだけであって、幸せにする為ならなんでもするみたいな」


そう話してる彼、マッシュボーイはどこか寂しげだった。


彼は菜奈さんに片思いしてる。
そして菜奈さんは、どこかでまだきっと爽翔に片思いしている。