カタオモイからはじまる恋


最終的には、最近オープンしたばかりの
ショッピングセンターに着いた。

車を降りてから
ずっと腕を組んでる遥姫ちゃんと悠稀。

その姿をみてモヤモヤしていた。

あたしと爽翔は手を繋ぐことなく、
ただただ歩いていた。


「なんか食べない?イタリアン食べたい!」

遥姫ちゃんが悠稀の腕を掴みながら言う。

余りにもその姿が可愛くて
女であるあたしがドキッとしてしまった

「そうするか!」

笑顔でそう答えたのは…悠稀だった。


そんな笑顔みたことない。
いつもとなんか違うじゃん。

この感情はいったいなんなの!!