カタオモイからはじまる恋

そして、食器洗いに取り組む。

食器洗いが終わったら、目の前にあるチョコのカップケーキが目に入った。

チョコのカップケーキは
“私を食べて”と言うのが聞こえた。

「食べますとも」

手を伸ばしてチョコのカップケーキをとる。

そして、一口食べる。

「ん〜っ」

うますぎる。

口の中でチョコの香りが広がって
チョコは甘すぎず、
本当にチョコの甘さは程よくて。

食べれば食べるほど
このカップケーキに惚れてしまう。

「ん〜〜!…っ!ゴッホゲッホ」

バクバクと食べてたら
雪が目の前に現れた。

「少しでも目を離すと好き勝手しやがって」

私がまだ食べ途中だったカップケーキを取り上げられた。

「ごめんなさい。でも、カップケーキがあまりにも美味しそうだったから…」

だから返してなんで言えない。

「俺が作ったんだから、美味しいに決まってる」

そして、雪はあたしがまだ食べてたカップケーキを一口食べた。

「食べたかったのに…」

「まだいっぱいあるから、後で食え。もうそろそろ来るって連絡来たから、早く綺麗に並べるぞ」

「はい!!!」

遥姫ちゃんに会えるんだ。

「遥姫ちゃんに会えるの楽しみだね♪」

「ああ」





遥姫ちゃんで
また私たちの運命が動き始める。