真っ暗な闇に一人


落とされた。



辺りをを見渡しても


そこが部屋なのか


外なのかも分からない



だから思った


ここは


地獄なのだと



ただ歩いてみる


ふらふらと



もう


どのくらい歩いたか分からないけど


自分の中の上を見上げてみる


軟らかな光があった



なぜ


今まで見えなかったのだろう?



違う


見ようとしなかっただけ。


ずっと、その存在を示していたのに。


光から背いていただけ



また


月下を歩き始める。