8月5日
晴れ
─某アパートにて─
『ちーちゃんちーちゃん』
『んー?』
『此方向いて』
『何でー?』
『ちーちゃんの可愛い顔が見たいから!』
『えー、絶対やだ』
『え…』
『んー?』
『ちーちゃんっていきなりツン入るよね』
『そう?』
『まあ可愛いから許しちゃうけど』
『……』
『ほら!早く此方向いてよー』
『ねぇ』
『なぁにー?』
『最近さ、変態発言多くない?ってか、変態化してきてない?』
『え、何それ』
『だって、云う事する事が基本全部おっさん臭い』
『うわ、酷い』
『仕方ないじゃん。事実だもん』
『でもでも、好きでしょ?』
『え、あー…、うん。好き』
『ちょっ、何この可愛い生物。ねぇねぇ、もう一回!ワンモアプリーズ!』
『やだ』
『ツン再びですか』
『だってヤじゃん。何でそんな恥ずかしい事二回も云わなきゃなんないのよ』
『二回と云わず何回でも聞きたいんですが』
『絶対やだ、一回で満足してよ』
『一回で満足出来たら苦労しない』
『……おやすみー』
『え、あ、ちょっ…』

