ホームルームが終わり、教室を出るレイさんを私は追いかけた。


「あのっ!!」


「んー?どしたのー?」


ダルそうに振り返る姿はいつの日かのレイさんそのものだった。



「あの、私のこと、覚えてますか・・・?」


レイさんは生まれ変わったのかな。私のことは、忘れてるのかな・・・。