日の沈む窓辺
冷めたモーニングコーヒー
長くのびる影

ハガキ一通を片手に
涙まじりの目をふせる

『逆光で読めない』
そんなこと言って
ごまかそうとしてみても

消えてはくれない

さようなら

そう一言
告げた

告げられた