気付けば布団の上だった。
(おかしい。)
競技場にて敗北した者は大多数が死ぬ。
生きてたとしても、その場に放置されることが殆どだ。
そして、次の戦いのメンバーに殺される。
なのに、布団に寝ているだけではなく傷の手当てもされている。
『目が覚めましたか。』
向こうから天狗が来る。
『情けをかけるなんて弱い奴がすることだ!!』
『そうですね。しかし、情けをかける余裕も大切ですよ。第一、貴方は幼い。』
批判する風麗に天狗は穏やかに言った。
『貴方には成長する余地がある。いずれは、私をも越える。』
『ふんっ!当然だ。』
風麗は偉そうに言う。
『そうですね。』
天狗は微笑む。
『ここはどこだ?』
『私の道場です。』
『道場?』
風麗は怪訝そうにした。
『私の門下生と手合わせします?といっても、3人ですが。』
『少な!そんなんで道場と呼べるのかよ。』
『よいのです。門下生に目が行き届くし』
『ふーん。じゃあ、その門下生とやらと手合わせさせろ。』
『いいですよ。』
風麗は天狗を見た。
天狗は穏やかに受け答える。
(おかしい。)
競技場にて敗北した者は大多数が死ぬ。
生きてたとしても、その場に放置されることが殆どだ。
そして、次の戦いのメンバーに殺される。
なのに、布団に寝ているだけではなく傷の手当てもされている。
『目が覚めましたか。』
向こうから天狗が来る。
『情けをかけるなんて弱い奴がすることだ!!』
『そうですね。しかし、情けをかける余裕も大切ですよ。第一、貴方は幼い。』
批判する風麗に天狗は穏やかに言った。
『貴方には成長する余地がある。いずれは、私をも越える。』
『ふんっ!当然だ。』
風麗は偉そうに言う。
『そうですね。』
天狗は微笑む。
『ここはどこだ?』
『私の道場です。』
『道場?』
風麗は怪訝そうにした。
『私の門下生と手合わせします?といっても、3人ですが。』
『少な!そんなんで道場と呼べるのかよ。』
『よいのです。門下生に目が行き届くし』
『ふーん。じゃあ、その門下生とやらと手合わせさせろ。』
『いいですよ。』
風麗は天狗を見た。
天狗は穏やかに受け答える。

