散華の麗人

威圧感は薄れない。
「そういうあんたは天下を取って何とする。」
屈しないように真っ直ぐと見据えた。
「我は天下を取ることが第一ではない。力を知らしめることこそ我が目的!」
楽しそうに清零国王は言った。
「フハ……フハハハッハハハハ!!!!」
大声で笑う王は狂気じみていた。
(人間ではないみたいや。)
禍々しい雰囲気に一正は息もせずに対峙していた。
「要件は済んだな。」
そう言って、清零国王は立ち上がる。
「行くぞ。」
陸羽が立ち上がると、一正も立ち上がった。
「谷田川はこの城に居る。直ぐにでも連れてこよう。それまでの暫し、儂と共に酒でもどうだ?」
「良かろう。」
清零国王は愉快そうだ。